2015年度 島ターン体験報告
体験が始まるまで
酒田港でお見送りされ、定期船「とびしま」に揺られること75分。飛島の玄関口、勝浦港に到着です。事務局スタッフの案内で、島内を自転車で走ります。一周10.2kmの小さな飛島には信号機もありません。ゆったりのんびり、潮風を浴びながらサイクリングです。
島の移住アドバイザーやとびしま総合センター、旅館など滞在中にお世話になる方々にご挨拶。温かく出迎えられて、ちょっぴり緊張していた心もほぐれます。その後は島内を散策。これからの島暮らしに、わくわくしながら1日が過ぎていきます。
しっかり仕事体験
島の仕事は、大きく分けて漁業、観光業、介護・生活支援などがあります。島民の方に教わりながら、初めての仕事に挑戦!島言葉に苦労しながらも、仕事を通して飛島を体感できる貴重な時間です。
楽しい交流体験
飛島の暮らしは、素晴らしい自然と文化が深く根付いています。
参加者の方々が自分から進んで出向き、島民の方々と交流しながら、さまざまな飛島の暮らしを体験します。自然豊かな島内を散策しながら島民の方とお話ししたり、島のおばあちゃんから飛島の刺し子を教わったり…。
都会では味わえない、温かな心の交流の機会です。
島ターンを終えて
○体験事業に参加して良かったこと、心に残ったこと
・多くの島民や移住者の方と話が出来た。(6人)
・年配の方々から島の昔の話を聞くことが出来た。(3人)
・島の方が家族のように接してくれたこと。島民の温かさを感じられた。(3人)
・飛島の自然や文化、歴史などをきちんと知る事が出来た。(2人)
・島全体がゆっくりと動いている感じで、気持ちが落ち着いた。
・長期間滞在により、いい話だけでなく、苦労や悩みも聞くことが出来た。(2人)
・個人だと体験することが難しい漁の一連の作業を体験出来た。(3人)
・夜光虫や御積島などについて、ジオパーク関係者から話を聞けた。(2人)
・新鮮で美味しい海の幸、珍しい島の食べ物を食べられた。(4人)
・きれいな景色が見られた。(3人)
○移住を考えた場合に、どのようなことが難しく、大変なことか。
・仕事が無いように感じる。(15人)
(現金収入があるのか、一つの仕事だけで、あるいは年金だけで生活できるのか不安、等々)
・安心して住める家が少ない、住宅を確保する手段が分からない。(8人)
今後の飛島振興の参考にさせていただきたいと考えております。
飛島の暮らしと仕事 ショート・ミドルステイ体験事業に参加され、アンケートに御協力いただきました参加者の皆様に、感謝申し上げます。
メディア掲載情報
▷【島News】最大1カ月。飛島のリアルな生活を体験できる「島ターン」プログラム(離島経済新聞 2015/9/16)
▷飛島暮らし、無料で満喫 移住促進企画、県など6月開始(山形新聞 2015/5/23)
▷県庄内支庁:「飛島移住体験を」 希望者募集 1週間〜1カ月(毎日新聞 2015/6/2)
▷ピカピカひかり通信 飛島:「島ターン」で仲間作って(朝日新聞 2015/9/4)